宇奈月ビールができるまで

ビールがどのようにしてつくられているかご存知ですか?

宇奈月地ビールは、ドイツ・ブラウマスター(ビール醸造責任者)の情熱がつくり出した自信作です。
その宇奈月地ビールがどのようにしてつくられているのか学んでみましょう。

おいしい宇奈月ビールができるまで

  1. 1・原料

    宇奈月麦酒は、麦・水・ホップ・酵母を原料としています。
    黒部市はビールに適した大麦ができる地域のため、宇奈月麦酒館では、黒部市内で大麦を栽培。その麦と黒部の名水を使用しております。

    原料の黒部の麦
  2. 2・製麦

    水に浸漬して発芽させた麦を、乾燥、培焦り、除根して麦芽(モルト)にします。麦芽(モルト)を粉砕し、水に溶けやすくして使用します。

    製麦
  3. 3・仕込

    モルトと湯を仕込槽に入れ、麦芽中のタンパク質を分解します。
    次に、デンプン質を分解し、発酵に必要な麦芽糖を抽出したマイシェ(もろみ)をつくります。
    糖化の終わったマイシェ(もろみ)は、ロイッタータンと呼ばれるろ過層に入れて、クリアーな麦汁を得ます。

    ビールの仕込検査:麦汁の糖度、PHを測定
    ビールの仕込
  4. 4・仕込(煮沸/熱凝固物除去)

    ろ過の終わったクリアーな麦汁に、ホップを入れて煮沸(100℃)し、ビール独特の苦みと香りを付け与します。
    煮沸の終わった熱麦汁をワールプール(沈澱槽)に送り、熱凝固物を沈殿させ、清澄な熱麦汁(上澄液)を熱凝固物とに分離させ取り除きます。

    ビールの仕込
    ビールの仕込(煮沸/熱凝固物除去)
  5. 5・冷却

    熱凝固物を取り除いた熱麦汁を、ビール酵母が働ける温度まで冷水と冷媒(PG)で冷却します。
    冷却された麦汁に無菌空気を含ませ、酵母が増殖できるような環境にし、発酵タンクへ送ります。

    ビール酵母が働ける温度まで冷水と冷媒(PG)で冷却
  6. 6・発酵

    発酵タンクに酵母を加え発酵させます。約1週間で発酵し、糖分がアルコールと炭酸ガスに分解、生成され、若ビールが誕生します。
    これを貯酒タンクに移し、熟成させます。

    純粋培養された優良酵母 発酵中
    発酵し若ビールをつくる
  7. 7・ろ過

    熟成の終わったビールから酵母やタンパク質を遠心分離器を使ってろ過し、清澄ビールとして、製品タンクに一旦貯めます。

    ろ過槽
    ろ過
  8. 8・ケグ詰

    製品タンクのビールを運搬しやすいようにケグ(樽)に詰めます。
    ビールは酸素にふれると酸化し風味がそこなわれるので、炭酸ガスを使用してケグ(樽)に充填します。

    ケグ(樽)に詰める
  9. 9・びん詰・缶詰

    びん詰は、びん詰め打栓機でビールを詰め、素早く王冠栓でふたをします。
    缶詰は、缶詰機で缶の中にビールを充填、蓋を巻締めします。

    宇奈月ビールのびん詰・缶詰
  10. 10・完成

    宇奈月ビールのできあがり!
    丹精込めて作った宇奈月ビールを、皆さんの元へお届けします。

    宇奈月ビール完成